広島県立広島高等女学校をたずねて         

広島県立広島高等女学校(以下広島県女と称する)は明治34年(1901年)に創立した広島県で初めての公立女学校でありました。素晴らしい伝統を語る幾多の資料は、昭和20年(1945年)8月6日の原爆投下により灰燼に帰し、明治、大正、昭和時代の本校のありようを知ることは困難となっております。被爆の翌年に広島県立第一高等女学校(昭和16年広島県女が改称。以下広島第一県女と称する)が発行した『広島第一県女新聞』創刊号、第3号に、教師、同窓生による「座談会 学園懐古」が掲載され、開校初期の明治から大正時代の本校の歴史が語られています(資料1、2)。

皆実有朋アーカイブズ継承委員会(以下委員会と称する)では、広島県女の在りし日の姿を明らかにする目的で、所蔵する広島県女関係写真・図などの資料を「座談会 学園懐古」にあわせ、掲載しました。

資料1-1.
『広島第一県女新聞』創刊号
昭和21年8月6日発行

(画像クリックで大きいサイズで表示されます。)

資料1-2.
『広島第一県女新聞』創刊号
昭和21年8月6日発行

(画像クリックで大きいサイズで表示されます。)

資料2.
『 広島第一県女新聞』第3号
昭和21年12月23日発行

(画像クリックで大きいサイズで表示されます。)

座談会 「学苑懐古」

目次

※各項の「資料・PDFファイル」をクリックすると資料などがご覧いただけます。(現在随時更新中)

校地資料・PDFファイル
校舎製作中
生徒数製作中
校風製作中
学校生活について その1製作中
学校生活について その2製作中
運動製作中

※委員会の各委員が項目を分担して原稿を作成していますので、文体、表現などに異なるところがあります。

会談者

筑瀬:
筑瀬由太郎 図画担当教諭 就職年月 大正3年(1914年)10月

久留島:
久留島フジエ 裁縫・作法・手芸教諭兼舎監 有朋9期生 大正3年3月卒業 
就職年月 昭和3年(1928年)3月
    
校長:
土橋幸之助 広島第一県女校長
昭和20年8月6日 広島第一県女校内で 岡 猪真二校長被爆死
昭和20年8月6日 広島県呉第一女学校校長 土橋幸之助 広島第一県女校長 事務取扱辞令 翌年3月専任 就職年月 昭和20年8月
  
木村:
木村二郎 生物担当教諭 就職年 昭和19年      
昭和31年4月~38年3月広島県広島皆実高校(以下広島皆実高校と称する)第4代校長 
     
記者:
「私共は思い切ってクリップを換えて民主県女の旗幟の下に楽しい学苑のその日その日を送っています。それにつけても本校は昔から自治と実力で有名な学苑だと承って居ますし、毎日吾が一県女が復古復興し、そして逞しく前進して行く時、本校のそうした歴史や伝統を懐古してみることは非常に意義あることと存じます。それで話題は先ず校地のことから始めて戴けたらと思います。」

ご協力をお願いいたします

委員会で所蔵する広島県女関係の資料はわずかです。
広島県女関係の資料(特に明治、大正、昭和のアルバム、写真)をご提供、ご貸与くださいますようよろしくお願い申し上げます。