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第59回総会 展示資料(その4)

『学校新聞で見る高校再編成の時代』

廣島皆実高校新聞29号(昭和28年3月発行)

総合制皆実高校でいち早く活動を開始したのは新聞クラブで、皆実高校新聞の創刊は昭和24年6月13日であった。昭和25年2月12日第2回広島県高校新聞コンクールで1位となり、以後8年連続優勝を飾った。この29号の発刊は、総合制から単科制に移行する直前の3月発行されたもの。 (アーカイブズ委員会は、総合制皆実高校初期の歴史を語る重要な資料として、皆実高校新聞創刊号から18号を探しています。)

□ 第29号 第一面写真
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回想  皆実高校新聞の初代編集長・太鼓矢晋  (『七十周年記念誌』より)

5月9日、宮川造六校長をむかえ、先生方もそろって、開校式。6月13日に、僕らは「廣島皆実高校新聞」の創刊をみた。第一面のトップは、「希望の一燈目指して進む男女二千の若人」とある。また、「普通、家庭、工業科あわせて生徒1890名、教員120名は中国一を誇るとうたったが、所帯はあまりに大きすぎた。それで間もなく分裂することになるが、生徒の僕らも自治会やクラブの運営で困った。しかし何事も一緒にと言う目標で努力し、頑張ったと思う」とある。

 

第29号の記事から
単科制決まる

単科動向の実現 今春四月から発足か 代議員会ひらく 単科制の実施で各クラブは大童

六日制

六日制も既に内定 六日制になるとはほんと?

時代を感じる?

女生徒→男生徒 一言物申す
旭町校舎・千田校舎・・・・総合制の皆実高校は全校生徒1890名のマンモス校で、校地も旭町(普通科・生活科)と千田校舎(工業科)に別れたままであった。また、大きな行事は旭町校舎と千田校舎別々に行われる事も多かった。この年の修学旅行と駅伝もそうであった。
修学旅行最終案きまる アメダマに喉をうるおす 盛会だった校内駅伝 生徒が選んだ昭和27年の五大ニュース  三段峡遭難事故もその一つ。

 

ピックアップ

皆実高校新聞 第29号

○女生徒 男生徒  一言物申す

np_05【女生徒】
「女の髪は長いが知恵は短い」,「女が黙している時は知らない事の時ばかり」等々私達には大変有難くない格言が存在致していますがいづれにしてもこれは男性側の見地でありましょう。〝もの申される〟方で〝一言物申す〟等と云える柄ではありませんが,許されるならば〝賢明なる男生徒よ,虚面言を捨て名義を捨て,真実一路貫かれよ〟と望む次第です。女の愚かさは百も承知して居りますが,使い用では学園建設の途に女でなければ出来ない歩みを加える事も出来ましょう。それにしても思慮の伺われない言動はつつしんでいただきたい,云うなれば素直になっていただきたいと云う事です。体裁を気にして照れ臭がったり,外見的な美に惑わされたり,騎士的精神をはき違えたり,気にいらない一つ一つです。〝おつり〟の額は覚悟しています。

【男生徒】
終戦後学校制度に男女共学が実施され,女性の向上の道が大きく開かれたわけであるが,その制度は女性にはあまり利用されなかった様だ。何と言っていいか女性の本来?の気質からか積極性にかけた人の多いのは残念だと思う。自分の信ずる所を堂々と発表し他人の批判をあびるだけの勇気を持ってほしいと思う。それでいて井戸ばたでの不平不満は驚くほど多い。私はそれに対してとやかく云おうというのではないが,女性向上の道と言うものは決してこんな態度では歩めないということである。要するに女性は良い意味でもっと活発であってほしい。そして悪い意味では現代の女性,特に完成途上にある女性はもっと消極的であってほしい。女らしい女性としての態度を良くみきわめ,男に対して良く理解を深める様,と共に一言もの申した次第である。

○六日制も既に内定

np_01県教育委員会では、前記単科制高等学校の発足と共に各公立高校の六日制授業の実施をも決定した模様であるが、現在の五日制は昭和24年に総合制が編成された当時に毎週の土曜日を生徒個人の家庭自習と、社会科面の研究日に当てるとの意図から生まれたものである。しかし現在に至ってこの五日制が再検討され、六日制の問題が持ち上がって来たのは五日制に於ける土曜日の利用が当初の目的を十分に達成し得なかったというところに原因していると思われる。この活用が十分に行われるとすれば確かに理想として意義があると思われるが県教委の調査の結果が六日制に逆もどりの傾向を示しており、隣県の実情を見ても六日制は相当の効果をあげている。これに習って本県でも今春四月からの六日制が内定されたわけで、これによる教育体制の強化と向上が期待されると共に、それが生徒に与える影響には大なるものがあると思われる。

○アメダマに喉をうるおす;盛会だった校内駅伝

np_02恒例の旭町校舎マラソン大会は、1月24日、男子は知事校舎前を出発し黄金山を一周する延べ1万3千米、女子は遅れて延べ8千3百米のコースで行われた。
この日、朝からの悪天候に挙行が危ぶまれていたが、出発予定時刻には、雲も切れ晴れ間が表れる絶好のマラソン日和となり、コースは軟弱ではあったが熱の入ったレースを展開した結果、昨年の優勝者真田君(土3)が42分24秒で堂々2連勝を遂げた。
2位二村(造2)、3位二村(普1)、4位宗川(造2)、5位久保(普1)がそれぞれ入賞した。又女子の方では昨年の優勝者松尾さん(普2)が1位、2位は岩田(普2)、3位東(普1)、4位岸本(家2)、5位馬谷(普1)であった。
一方千田校舎では去る2月16日己斐―宮島往復12区間のコースで第3回駅伝大会が行われ、全クラス選抜21チームの間で最後まで接戦を続けた結果、第1位 M3B、第2位 A2,第3位 E3C,第4位・・・・なお区間賞は1区井関(M2B)、2区岩本(M3C),3区古本(M2B)

 

 

 

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