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第59回総会 展示資料(その3)

『学校新聞で見る高校再編成の時代』

(2)廣島有朋高校新聞 第15号 (昭和23年5月31日発行)

第一県女新聞を引き継ぎ第15号からが有朋高校新聞となる。高校再編成で有朋高校としての歴史は1年間で閉じられたが、その1年間に20号までが発行された。

□ 第15号 第一面全体写真
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19号までの主な記事
新制高校

個性を伸ばす・・・・グループ制度       第15号(23年5月)
定期試験廃止さる             第16号(23年6月)
五日制実施さる 要はわれわれの自覚如何  第19号(23年12月)
生徒最初の視察旅行に・・・先生と共に・・・   第17号(23年8月)

学校のようす

開校記念に献本運動            第15号(23年5月)
校内合唱コンクール            第19号(23年12月)
解放された映画とリボン          第16号(23年6月)
軽やかな制服決定             第16号(23年6月)
男女共学                 第16号(23年6月)

 

ピックアップ

有朋高校新聞

○定期試験廃止さる                       16号

今までいろいろと問題になっていた定期試験が去る6月16日の職員会で諮られた結果、旧来の定期試験は廃止ということに決定したが、その代わりとして隋時に先生方独自の方法でテストが行われることになった これにより今までの学生の苦労の種であった定期試験が本校では廃止されることとなった、これによる意見を各方面から拾って見よう

本校先生方の意見
H・試験をなくすると云うことは賛成であるが生徒が勉強するかしないかと云うことが問題で現在の状況では学力が低下するのではないかと思う、故に不賛成である
I・当分の間はレベルが下がるかも分かりませんが追々よい結果となることと思います。何にせよ過渡期には犠牲者がでることはいなめない
T・私の理想としては試験制度全廃を主張する。この理由は今まで日本の学校が全面的に通知簿を使用していたので今実現は難しいが個人により頭脳が違うのでいわゆる暗記力の良い人はあまり努力せずに好成績を取り暗記力の悪い人は全努力を集中しても悪い成績しか取れないのでクラスを標準として成績を決めることは人間性と云う点からもいけない。テストによって個人の本当の力を個人中心に見たい。

生徒の意見
定期考査がなくなったということは私達にとっては嬉しいことですがこの結果の良い悪いは私達生徒のそのことに対する理解によると思います。

個性を伸ばす・・・・・・

○個性を伸ばす・・・・グループ制度                 15号

希望に燃えつつ新制高校は発足し本校は他校に見られぬ独自なるグループ制度によって校内の行動が行われる様になった。
グループ制度の編成は先にも述べてある様に生徒の意思による先生の選択であり、これによってかもしだされる雰囲気は実に和やかな親しみのあるものである。
グループ数は3年5グループ、2年11グループ、1年9グループで人数は1グループ20人乃至25人でこれが普通の今までのクラスと云う様なもので授業の時のみ文科、理科、家庭科にそれぞれ別れて授業を受けるのであってグループ中に文科の人、理科、家庭科の人も皆いっしょである。
グループは朝礼で一緒になり昼食時に集まってその日の色々な話題に花を咲かせ、週2回はグループ主任との会食もありまた時にはグループ遠足やそして楽しい愉快な一夜の合宿も校内において行われる

○五日制実施さる  要はわれわれの自覚如何    19号

np_03長期間にわたり色々問題になっていた1週五日制も11月29日よりいよいよ実施された。五日制とは、一週間五日、すなわち三十時間の単元を行い、土曜日を自由研究日としたものである。
五日制の目的は(1)研究発表会、音楽会、講演会その他色々の行事を土曜日に行って、1週三十時間の単元を充実したものにするため。(2)個人の学科研究を行うため。(3)クラブの活動をますます活発にするため。の三項目にわたっている。(後略)

 

 

 

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